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相続:銀行など金融機関の手続き

農協・JAあさひかわの相続手続き

 農協の相続手続きは、他の金融機関と少し異なります。また、旭川市および近郊の町には複数の農協があり、それぞれ所定の書式があります。

 農協の場合、相続手続きで提出する戸籍や除籍の謄本は還付しないところがほとんどですので、注意が必要です。相続手続きの内容によっては、戸籍謄本が50部以上になることもあり、それらを全部没収されるとその後の相続手続きをする際に再度取得しなおさなければならず、順番を考慮して手続きに臨む必要があります。もっとも、農協側には改善をしていただきたいものです。

 農協には、通常の貯金と異なり、組合員の場合には組合勘定(「組勘」といいます。)というものがありますので、組合勘定も忘れずに相続手続きをすることにしましょう。

 組合員の資格を相続人が承継する場合には、新たな組合員として加入する手続きが別途必要となります。

 通常の銀行や信用金庫と異なり、複雑で時間もかかりますので、相続手続きをされる前にぜひご相談ください。