相続手続きのはじめに

相続の生前対策とは

　「相続手続きがこんなに複雑で苦労するものとは思わなかった」というのが、ご自身で相続手続きをなさった方の多くの感想です。

　また、死亡した本人は自分の相続手続きが非常に煩雑であったり、揉める可能性があることを認識していることはまずありませんが、現実には多くの相続手続きにおいて、遺族に多大な心労をもたらすものであったり、骨肉の争いを生み出す原因となっています。

　生命保険や損害保険が生前の不安を担保するものであるのと同様に、相続手続きにおいても生前に対策をしておけば遺族の負担を大いに軽減することができます。

　旭川遺産相続相談センターでは常日頃からみなさまに、「人生設計」や「人生の計画」のなかに、自分が亡き後の設計・計画もぜひとも組み込んでいただきたいと思っています。

　例えば、複雑な相続関係においても、遺言書を作成しておけば費用も時間もかけずにすみます。遺言書を作成しておけば争いもなく、専門家に依頼したとしても数万円かせいぜい十数万円ですんだものの、遺言書を作成しておかなかったために、百万円単位かかる相続のケースもあります。

　これらは、決して相続財産が多額なケースのお客様のみにあてはまるものではありません。

　誰もがいつ被相続人になるかもわからないのですから、生前に相続対策をなさっておくことを強くお勧めします。